老後に向けての生活設計(後編)
~持ち家の購入~
【お客様のプロフィール】
50代女性/公務員/金融資産1000~2000万円/投資経験なし
【背景および相談内容】
< 背景 >
・母と二人暮らしで賃貸住まい。
・以前、FPのカウンセリングを受けたが課題解決に至らず、 不完全燃焼で終わってしまった。
インターネットで、ほかのFPを探していたところオンアドのことを知り「商品販売がない」ところに惹かれ相談を決めた。
< 相談内容 >
・ 収入が少なくなる老後に向けて、保険を見直すことで無駄な保険料の支払いを抑えたい。
・ 持ち家を購入した場合のシミュレーションがしたい。
※今回の相談事例は、前編と後編の2回に分けて紹介します。
・ 前編の相談事例では、保険の見直しについてアドバイスをしました。・ 後編にあたる今回の相談事例では、人生の三大支出の一つである、持ち家の購入判断に関するアドバイスについて紹介します。
【今回のアドバイスポイント!】
1.ライフデザインを思い描きましょう
● 思い描くライフデザインによって、将来発生する支出は大きく異なります。
● 住宅購入を前に、自分や家族が将来どのような生活を送りたいかについて熟慮する必要があります。
● 考慮すべき事項について以下の図にまとめました。
【図表1:将来のライフデザインイメージ】

《 ポイント! 》
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■ 住みたい地域と居住期間:定住を希望する場合、持ち家を選択した方が経済的メリットが大きくなる可能性があります。逆に、転勤など転居する可能性が高い場合は賃貸が適していることが多いです。
■ 家族の生活環境:家族が増える可能性や、将来的なライフスタイルの変化に対応できるかを検討します。子どもの教育環境や通学距離も重要な要素です。
■ 老後の生活:持ち家の場合、住宅ローン完済後、住宅費用は軽減しますが、賃貸の場合は家賃をずっと払い続けなければいけません。豊かな老後を過ごすためにも良く検討しましょう。
2.持ち家と賃貸のメリット・デメリットを整理しましょう
● 「持ち家」と「賃貸」のメリット・デメリットを把握することは重要です。
● ライフデザインの実現に向けて、良く理解したうえで自宅購入を検討しましょう。
【図表2:持ち家と賃貸の比較図 】

《 ポイント! 》
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■ ライフプランが定まっていない方は、賃貸を選択する方が初期費用や維持費が抑えられる傾向にあります。
■ ライフプランが定まり、万が一の時に家族の住居を確保したいと考えられている方は、持ち家を選択すると遺された家族にとっては安心でしょう。
■ 持ち家と賃貸のメリット・デメリットを理解したうえで、どの項目を重要視するか優先順位をつけることで検討しやすくなります。
3. 返済計画をシミュレーションしましょう
● 住宅購入を決断し、希望の条件に合った住居が見つかったら、購入しても今後の生活に支障がないか、シミュレーションで確認しましょう。
● 住宅ローンを利用する際に、重要なのは「いくら借りられるか」ではなく、「いくらなら無理なく返済できるか」です。
● 住宅の購入にあたっては、補助金や税制の優遇などのメリットもあります。より正確なシミュレーションを作成するためにはこれらの項目を盛り込むことが肝心です。
● 将来の支出を必要最低限の金額で見積もると、予想外の出費に対応できなくなるので、なるべく多くの項目を洗い出しましょう。
【図表3:見落としがちなライフプラン項目】

※1(出所)(公財)生命保険文化センター「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」
(注)過去3年間に家族や親族の介護を行ったことがある人
(注)公的介護保険サービスの自己負担費用を含む
※2(出所) 国土交通省「住宅ローン減税の概要について(令和6年度税制改正後)」
※3 住宅ローン利用に関わる費用などは加味していません。
※4(出所) 総務省サイトより
(注)各種特例等により税率は異なります。
《 ポイント! 》
■ 出来る限り正確なシミュレーションを作成し、老後も不安少なく生活できるか検証することが重要です。
■ 十分な費用が確保できない場合は、見直せる支出項目がないか、働く期間を延長することができないか検討してみましょう。
■ 正確なシミュレーションを作成することが困難な場合には専門家に相談することをおすすめします。
【お客様の声】
■ アドバイスに特化されているので、安心して質問が出来ました。
■ 以前、別のファイナンシャルプランナーの無料相談を受けたときは、無料だったせいか抽象的なアドバイスしかもらえませんでしたが、今回、具体的なアドバイスをいただけたので行動に移せそうです。ありがとうございました。
【担当アドバイザー:後閑麻里】
■ 持ち家と賃貸のメリット・デメリットをご理解いただいたうえで、無理のない返済計画ならいくらの金額で検討するべきかご案内しました。
■ 自宅の購入は人生の中で大きな買い物の一つですので、購入後のライフプランイメージを持てたことが安心感につながったのではないかと思います。
オンアドではお客様一人ひとりに合ったアドバイスをオーダーメイドでお作りします。
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ご留意事項
有料相談の事例となります。
本事例に記載の内容が全てのお客様にあてはまるわけではございません。
本内容は特定の有価証券の売買または商品の推奨・勧誘等を目的としたものではありません。
また、当社の助言は、将来の投資成果を示唆または保証するものではございません。投資の最終決定はご自身の判断で行ってください。